「細かいことでイライラするとき」の、たった1つの対処法ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超え、代表作の『1%の努力』は45万部を超えるなど、現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。彼の最新刊『99%はバイアス』では、「ブレイクの秘訣」を明かし、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語った。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

自分の機嫌を自分でとる方法

 あなたは、細かなことにイライラすることがあるでしょうか。

 限られた人生を考えると、いかにイライラする時間を減らすかが大事なはずです。

 それなのに、過去の話を蒸し返して、わざわざ自分からイライラすることを思い出したりするものだから、人間は不思議なものです。

 その点、僕は記憶力が悪いので、過去の嫌なことはすっかり忘れることができます。

 怒りというのは、結局のところ、瞬間的なものであって、持続的なものではないのです。

 そうであるならば、うまく対処して自分の機嫌を取る方法を学んでおいて損はないはずですよね。

質のいい食事をしよう

 イライラしてきたときに考えることは、そのイライラする原因から、いかに自分の気持ちを遠ざけるかです。

 まずは、イライラしてきたら、「好きなものを食べる」ということをやりましょう。

 まあ、これがクセになってしまうから、人は太ってしまうのですが、食べることがストレス解消になるのは健全です。

 ダイエットしているのなら、量ではなく質を上げましょう。

 安いもので腹をパンパンにするのではなく、少し高い食材や手の込んだ料理を作って、それを食べるだけです。

 そうやって、腹を満たせば、イライラはすっかり小さくなっているはずです。

「イライラ」を「食事」に変える

 大事なのは、瞬間的に頭を切り替えることです。

「イライラ」=「食事する」

 と、1秒で紐づけるように、自分の中のルールとして決めておきましょう。

 食事の場では、なかなかケンカが起こらないと言います。

 どんなに嫌いな人が目の前にいても、自分の好きな料理を口に運んで、咀嚼して、お腹が満たされていけば、嫌な気分も薄まっていきます。

 結局、人間は動物です。

 2023年は、そのことを胸に刻んでみてください。きっと楽な毎日を過ごせるはずです。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、シリーズ50万部を突破した『99%はバイアス』『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。