ネットの深刻な誹謗中傷にメス、情報開示請求で「投稿主特定」の報告も写真はイメージです Photo:PIXTA

ゲームのオンライン化はさまざまな可能性を何倍にも広げた。一方で、有名ゲーマーであれ一般ユーザーであれ、誹謗中傷に見舞われる危険性が増えた。その対策は今まさに進められようとしているところだ。(フリーライター 武藤弘樹)

ゲームがオンライン化したことのメリットとデメリット

 ゲームがオンライン化されて久しい。ソシャゲ(ソーシャルゲーム)はオンラインを介するやりとりがゲームの大部分を占め、対戦型のゲームもまたインターネットを通して対戦する。一人で黙々とやり込むタイプのゲームでもSNSで同好の士を見つけて簡単につながることができる。

 ネットで他人とつながることによって、その可能性を拡大したゲームだが、メリットばかりとはいかず、デメリットもある。悪意あるプレイヤーからの誹謗中傷である。

 ゲームによっては、ゲーム内で悪意あるメッセージを発せられないようにデザインされているものもある。しかし、SNSを通じてファン同士のコミュニケーションをとる場合、ダイレクトに悪意を発信して相手に伝えることができてしまう。

 昔からネット上にはひどい言葉を吐き散らしては誰かを傷つけるような危険人物がいたが、被害者たちはほとんど打つ手なしで耐えるしかなかった。

 しかし最近少しずつ風向きが変わってきて、ゲーム関連分野においても誹謗中傷を行った人物が罰せられるようになってきた。どういうことか。ここに至るまでの流れをおさらいしつつ、具体的な例を紹介したい。