米アルファベット傘下のユーチューブは、米プロフットボールリーグ(NFL)の「サンデーチケット」の配信権を年間およそ20億ドル(約2650億円)で獲得した。スポーツの視聴が従来のテレビからネット配信に移行しつつあることを示す新たな動きだ。ユーチューブはもともと、ユーザーが作成した動画がばらばらに投稿されたウェブサイトだった。現在はテレビ番組やスポーツの試合など有料のコンテンツも提供しており、ストリーミングだけでなくテレビ上のチャンネルとしても存在感を高めている。サンデーチケットはサブスクリプション限定サービスで、日曜午後に行われる居住地以外のチームの全試合を視聴できる。米衛星放送大手ディレクTVは現在、NFLに世帯および法人向け配信料として1シーズンあたり15億ドルを支払っている。両社の契約は今季を最後に終了する。