韓国でも伝えられた新シリーズと
主役交代のニュース

 韓国では「サトシ」は「ジウ」という名前で呼ばれている。これは韓国に限らず、英語圏では「Ash(アッシュ)」、フランスでは「Sacha(サシャ)」、中国では「小智」と、それぞれの国で親しみやすい名前に改められている。

 韓国でポケモンのアニメが放送開始となったのは日本と同じく1997年。以来、25年にわたり全シリーズの全エピソードが放送されてきた。また劇場版についても、日本での公開時期よりは遅れるがやはりすべて公開されてきた。

 11月11日に日本で放送された、サトシがポケモンバトルで遂に世界王者になったエピソード回には、韓国でもネット上で注目が集まり(韓国ではまだ放送されておらず、来年になるものと思われる)、「夢をかなえたジウ(サトシ)の今後はどうなるのか?」「まさかこれでポケモンが終わってしまうのか?」といった、ポケモンの展開が気になるファンの声が目立っていた。

 だからこそ、サトシが優勝という伏線があったとはいえ、日本で「来年4月にポケモン新シリーズがスタート」と「メインキャラクターが交代、サトシとピカチュウではなくなる」と発表された12月16日には、韓国でもその日のうちにこのニュースが伝えられ、ポケモンファンに衝撃を与えた。

新シリーズでは主人公は2人。少女・リコと少年・ロイになるという Photo: TV Tokyo新シリーズでは主人公は2人。少女・リコと少年・ロイになるという Photo:TV Tokyo

 このニュースの発表とともに検索ポータルサイトのNaverでは「ジウ(サトシ) 降板」「ポケモン 新シリーズ」「ポケモン 新キャラ」といった関連語がランクインするなど、関心の高さをうかがわせた。また、アニメの解説や考察を行うYouTubeチャンネルは相次いでこの話題を取り上げ、「新シリーズがどのようになるのか?」や「ジウ(サトシ)とピカチュウが再び登場する機会はあるのか?」といった推測などが語られていた。

 こうしたチャンネルのコメント欄には、サトシとピカチュウの物語が最終章を迎えることを惜しんだり、いたわったりする声や、新シリーズに対する不安や期待が多く書き連ねられている。「幼稚園の頃からポケモンを見始めて、遂にジウ(サトシ)がチャンピオンになったが、自分は30歳になった。全シリーズ、全話見たけど本当に面白い」といったコメントもあり、韓国の30代までの若年層も、日本人同様、やはりポケモンと共に育ってきたということがよく分かる。