株式投資で資産2億5000万円を築いている現役サラリーマン投資家の愛鷹氏。2008年から株式投資をはじめ、これまで通算66もの銘柄で10倍株(テンバガー)を達成。“テンバガー・ハンター”の異名をとる。2021年は9年連続テンバガー達成。会社員として働きながらテンバガーを連発する【愛鷹式】超分散投資術を徹底解説した初の単著『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)から、一部を抜粋・編集し、一度買ったら決算を都度確認するだけでほとんど売らない、というサラリーマンでも再現性の高い超シンプルな投資法を紹介する。

【お金を増やす】<br />株式投資で“もっとも重要な情報源”とは?イラスト:タラジロウ

決算短信で見つけた有望株

【前回】からの続き こうして自分の目で決算短信を見て銘柄を探すことが習慣づいてきた頃に見つけたのが、夢真(2362、現在は経営統合し夢真ビーネックスグループ〔2154〕)です。人材関連サービスに注目して決算短信を読んでいたところ、建築の施工管理の人材派遣に特化して業績を伸ばしていることが目に留まりました。

派遣会社は派遣する人員の多さが売り上げや利益に直結します。夢真は派遣登録された人員を派遣するのではなく、自社で正社員として採用し、現場で実際に能力を発揮するように教育して現場に派遣する会社でした。

建設業界というニッチな業界で展開していたことと、中期経営計画で目標とする採用人数を明記しており、月次情報で発表していました。その月次情報で計画を前倒しするペースで採用が進み、稼働率も非常に高い水準が維持されていることを確認できたので、決算を毎回楽しみに待つことができました。

“10倍株ゲット”の自信が生まれる

久しぶりにFPGとクリエイト・レストランツを紹介していた株のブログを見に行くと、夢真について考察されており、「強気な中期経営計画を見て、月次情報で好調ぶりに注目していたけれど、予想以上の決算だったため購入」という記事が載っていました。

私一人の力で決算短信から業績の伸びに注目して発掘した銘柄が「ついに記事になった!」と、師匠に分析結果を認められたような感動を覚えた瞬間があったのは、いまでも忘れません。株価はというと、その後も好調な決算が発表され続け、結果的に2013年に10倍株となりました。決算短信で好業績を確認してから購入すれば10倍株を探しあてることができる、と大きな自信になりました。

こうした経緯から、決算短信こそ株式投資を続けるうえで、もっとも重要な情報源だと私は思っています。投資に割ける時間が限られるサラリーマンにとって、業績を手早くチェックして投資判断を下すことができ、速報性のあるツールは決算短信以外に私は思い浮かびません。【次回に続く】

※本稿は『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。