用語集
(※1)物上げ屋 土地や建物などの不動産を自社で開拓して仕入れ、売り物件にすることを主な業務とする業者。登記情報やDM・チラシを利用した営業など、さまざまな手段で情報収集し、不動産を売却したい売主を探す。
(※2)三為屋 転売業者のこと。
(※3)キャップ キャップレート。不動産の期待利回り。賃貸収入を取得価格で割ったもの。取得価格が高いほど下がる。
(※4)近隣事例 「近隣で最近売れた類似物件」のこと。売買を検討している対象物件の価値を見定めるのに使う。
(※5)AD 不動産業者が仲介手数料と別に物件オーナーから例外的に受け取ることができる広告相当費用として国土交通省が定めているもの。一般的には、仲介手数料で賄いきれない特別な広告などの集客にかかる費用について払うものとされているが、実務的には空室物件や稼働率改善の優先順位が高い物件を、仲介業者に優先して客付けしてもらうための報酬として使うことが多い。AD300とは広告費が家賃3カ月分、ということを表す。
(※6)取引事例比較法 不動産鑑定評価方法の一つで、当該の物件の近隣で同条件にある他の物件が、不動産マーケットで実際にどのような条件で取引がなされているか、の情報を参考にする。
(※7)DCF Discounted Cash Flowの略。投資を合理的に行うため、現在の投資金額に対し将来どのくらいお金が戻ってくるかを予想して比較する方法。
(※8)REIT 多くの投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設、マンションなど複数の不動産などを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品。不動産に投資を行うが、法律上は投資信託の一種。日本では東証に上場しているJREITと非上場の私募REITに分かれる。
(※9)シノケンREIT アパートなどの投資用不動産事業者であるシノケンが東証に上場を予定していたREIT。22年に上場延期を発表、23年に再上場を目指すとしている。
(※10)ケネディクスの戸建てファンド ケネディクスが組成している賃貸戸建て住宅を投資対象とするファンド。オープンハウスグループ、三栄建築設計、飯田グループホールディングスと協業し新築の戸建て住宅を取得して組成している。