米金融大手ゴールドマン・サックス・グループは13日、個人向け融資事業で2020年以降に30億ドル(約3860億円)余りの損失を出したと発表した。参入した個人向け銀行業務で大きな痛手を負っていたことが今回初めて明らかになった。ゴールドマンは昨年10月に大規模な組織再編を発表し、主力の投資銀行部門とトレーディング部門、アセットマネジメント部門とウェルスマネジメント部門をそれぞれ統合することを決めた。この再編に沿った業績を今回開示した。同社が2016年に立ち上げたコンシューマーバンキング部門「マーカス」は、普通預金、個人向けローン、クレジットカードを展開。19年には米アップルとクレジットカードで提携し、重要な成長分野と位置付けた。だが黒字化は実現せず、計画の規模を縮小した。
ゴールドマン、個人向け事業で損失30億ドル強
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