――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  中国がいきなり成長重視の政策へかじを切ったことで、今年は住宅市場がようやく混迷から抜け出せるだろう。2023年の飛躍は約束されているかに見える。だが長期的な展望はまだ見えてこない。  中国政府はここ数年経済の重しとなっていた政策を短期間でほぼすべて急旋回させた。新型コロナウイルスを徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策は撤回された。巨大民間企業、中でもインターネット技術分野に対する取り締まりは緩和され、不動産部門の債務抑制策も巻き戻された。