――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米小売業者にとって年末商戦の結果は思わしくなかった。  米商務省が18日発表した12月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.1%減少した。エコノミスト予想の1%減を上回る落ち込みだった。さらに悪いことに、11月のデータは前月比1%減に下方修正された。前回発表では0.6%減だった。  そこで問題なのは、売上高の落ち込みのうち、消費者の節約志向の高まりによるものがどれくらいか、値下げや年末商戦の早期化、モノからサービスへの継続的な消費シフトによるものはどれくらいかということだ。