暗号資産(仮想通貨)融資の米ジェネシス・グローバル・トレーディングが数日内にも破産を申請する準備を進めていることが分かった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。関係者らによればデジタル・カレンシー・グループ(DCG)の完全子会社であるジェネシスは、米連邦破産法第11条(民事再生法に相当)の適用申請に向けた書類取りまとめの最終段階にある。同社は数カ月前から破産申請を検討していて、今月に入り人員の30%を削減していた。仮想通貨の価格が昨年下落するなど、ジェネシス以外にもデジタル資産を扱う企業の多くが生き残りに向け厳しい状況に置かれている。ジェネシスは、いずれも昨年破綻した暗号資産取引会社アラメダ・リサーチと暗号資産関連ヘッジファンドのスリー・アローズ・キャピタルへの融資により、巨額の損失を被っていた。
暗号資産融資の米ジェネシス、数日内にも破産申請へ
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