【ダボス(スイス)】毎年恒例のこの時期がまたやって来た。ダボス上空には、気候変動の問題を嘆くために集まる億万長者のプライベートジェットが数多く飛んでいる。米国のジョン・ケリー気候変動担当大統領特使が今週述べた通り、彼らは地球を救うために来た。交通渋滞が通りをふさぎ、すべてのホテルでセキュリティーチェックが行われ、町中でパーティーやレセプションが絶え間なく行われている。世界経済フォーラム(WEF、通称ダボス会議)の年次総会が復活したのだ。  地元の人たちの関心は薄いようだ。