成功率96.6%のダイエットとして、今、話題の書「3か月で自然に痩せていく仕組み~意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」(野上浩一郎著)。ダイエットにつきものの「我慢」や「意志力」が不要なのに、3か月でするすると自然に痩せて2度とリバウンドしない体が手に入るのは、「ダイエットが続く仕組み」や「挫折ポイントの抜け道」が、しっかり緻密に組み込まれているから。本連載では、本書の中から、「自然に痩せる」ためのさまざまなコツを紹介していきます。

【3か月で自然に痩せる!】ラーメンが食べたくてたまらない時、食べるとよいものPhoto: Adobe Stock

ラーメンを食べたい時は‥‥

 ラーメンやポテトチップスなど、しょっぱいものが猛烈に食べたくなることがありますよね。

 漢方的には、成長・生殖などに関わる泌尿器・生殖器・腎臓などの機能を「腎」と呼び、腎が弱っている時、しょっぱいものを食べたくなると考えられています。

 自然にある食材で、しょっぱいものというのは海藻類を指します。ワカメや昆布、ひじきなどですね。

 だから、漢方的な考え方では、本当はそういうものを食べれば体は満足するのですが、現代は、それらを選びづらい状況にあります。わざわざひじきを煮たり、ワカメをふやかしたりするのは、簡便さに慣れた現代人にとっては面倒だからです。私も、腎が弱りやすいタイプのため、しょっぱいものを猛烈に食べたくなることがあり、ついついポテトチップスに手が伸びそうになります。

おやつに昆布やワカメを常備しておく

 でも、それでは何も解決しません。

 たしかに、しょっぱいものではありますが、本来、補充したいものが入ってこないので、結局またすぐにしょっぱいものを食べたくなります。そして、その度に無駄にカロリーを摂取する無限ループに陥ってしまうのです。

 だから、最近私は、週末にひじきの煮物を大量に作ってタッパーに作り置きをしています。それが大変だという方は、おやつとして売られている昆布や茎ワカメなどをデスクやカバンに常備して食べるようにしましょう。

 また、腎を整えるためには、黒いものも良いと言われているので、海藻類以外に、黒ゴマ、黒豆、黒きくらげなどもおすすめです。

 *本記事は「3か月で自然に痩せていく仕組み 意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」から、抜粋・編集して構成したものです。

著者/野上浩一郎

治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は96.6%を誇る。のべ3万人の施術経験と、600人のダイエット指導実績あり。

監修/西井義典

医師・西井医院院長

2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。