【ワシントン】米連邦捜査局(FBI)は昨年11月、ワシントンのシンクタンク内にあったバイデン大統領の個人事務所に機密文書がないか捜索していた。事情に詳しい関係者が明らかにした。バイデン氏の側近が事務所内で機密文書を発見し、国立公文書館に引き渡した直後のことだったという。  バイデン氏の側近は11月2日、米ペンシルベニア大付属の外交政策シンクタンク「ペン・バイデン・センター」にあった個人事務所で機密文書を約12点発見した。これを受けて、バイデン氏の顧問弁護士はFBI捜査官による事務所の捜索に同意した。新たに機密文書が見つかったかどうかは明らかではない。