米国では、労働者が再びオフィスで過ごす時間が増えており、出社率は新型コロナウイルス流行開始以来初めて50%を上回った。オフィスの入退室管理システムを運営する米警備会社キャッスル・システムズによると、米主要10都市の平均出社率は先週、2020年初めの水準の50.4%となり、新型コロナウイルス感染拡大で大半のオフィスが一時的に閉鎖された20年3月以降で初めて50%を上回った。キャッスルによれば、調査した主要10都市全てで初めて40%を超えた。ただ、週末前は在宅勤務が続いている。キャッスルによると、出社率は金曜日が最も低く、火曜日が最も高い。例えばニューヨークでは、出社率は金曜日が26.5%、火曜日が59.8%だ。