【ロンドン】欧州航空機大手エアバスは、カタール航空からの約75機の受注契約を復活させることに合意した。ワイドボディー(双通路)機「A350」の塗装がはがれる問題で長く続いていた紛争を巡り、カタール航空と和解に達したため。  エアバスの広報担当者は、カタール航空から以前受注していた「A350」の残りの23機とナローボディー(単通路)機「A321」50機の納入を進めると述べた。  カタール航空が塗装問題は安全性の懸念を引き起こすと主張し、この問題を巡る法的争いが激化したことなどから、これらの契約は破棄されていた。エアバスはカタール航空の主張を繰り返し否定していた。