米労働省が3日発表した1月の雇用統計によると、非農業部門就業者数は前月比51万7000人の大幅増となった。失業率は3.4%に下がり、53年以上ぶりの低水準をつけた。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめた就業者数のエコノミスト予想は18万7000人増だった。  平均時給の前年同月に比べた上昇率は4.4%と、12月の4.8%(改定値)から鈍化した。賃金の上昇ペースは徐々に落ちており、雇用主は新たな人員を確保しやすくなっているようだ。  1月の就業者数の伸びは2022年7月以来の大きさ。6カ月ぶりに伸び加速に転じた。