グーグルのソフトウエアエンジニアだったジェレミー・ジョスリンさんは最初、解雇を知らせるメールをフィッシング詐欺だと思った。メールを見たのはカリフォルニアの午前5時30分。多くの技術職の人員削減が相次ぐ中、ジョスリンさんは詐欺師がこのニュースを利用しようとしていると考えた。  個人的な受信トレーに入っていたそのメールには、新たに解雇されたグーグル従業員向けウェブサイトの案内と、アカウントを作成するようにとの指示が書いてあった。彼は仕事用のメールをチェックしようとしたが、すでに閉め出されていた。通知は本物だった。