中国政府は、中南米の上空で確認された気球が自国のものだと認めた上で、先週末に米国が撃墜した気球と同様の説明を行った。中国外務省の毛寧報道官は6日、中南米で確認された気球について、研究目的の無人飛行船であり、悪天候でコースを外れたと説明。米国上空を飛行した監視目的と思われる気球と実質的に同じ説明を繰り返した。中国はこれまでに、米国の件に関与した中国企業の権利を保護すると主張しているが、企業名は明かしていない。毛氏は、民間の研究目的の気球が「予定の航路から大きく外れ、たまたま中南米とカリブ海地域の上空に入った」と述べた。気球が領空を通過した国名は公表しなかった。米国防総省の高官は先週末、米国と中南米で確認された気球はいずれも監視目的だったとの同省の見解を明らかにした。
中国、米の気球撃墜を非難 2機目も「航路外れた」
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