「ID.4」のディテールをチェック(画像4枚)

フォルクスワーゲンのEV「ID.4」試乗記、後輪駆動が楽しいSUVクーペの魅力ルーフスポイラーやリアディフューザー、ほぼフラットなアンダーボディなどにより優れた空力を実現している。
フォルクスワーゲンのEV「ID.4」試乗記、後輪駆動が楽しいSUVクーペの魅力シフトノブ(ドライブモードセレクター)はメーターディスプレイと一体化したデザインを採用。
フォルクスワーゲンのEV「ID.4」試乗記、後輪駆動が楽しいSUVクーペの魅力前席にはシートヒーターやマッサージ機能(Proのみ)が備わる。
フォルクスワーゲンのEV「ID.4」試乗記、後輪駆動が楽しいSUVクーペの魅力ホイールベースが長いため、同サイズのエンジン車より室内が広いのも魅力。

 フォルクスワーゲンというと、ポロしかりゴルフしかり、そして2020年から3年連続、日本で一番売れている輸入SUVのT-Crossしかり、世界のベンチマークとも言われるまじめなクルマづくりに定評がある。ID.4に乗ると、それは電気自動車になっても変わらないことがよくわかる。それに加えて、RRの駆動方式がもたらすファントゥドライブは、これまでのフォルクスワーゲンにはなかった新たな魅力といえるものだ。

 最新のデータによると、フォルクスワーゲングループとしての2022年の電気自動車の販売台数は前年比26%増の57万2100台、総販売台数に占めるシェアは6.9%にまで上昇しているという。日本ではまだ約1%という電気自動車のシェアだが、ID.4のような魅力的なモデルの出現によって、2023年のシェア拡大は間違いなさそうだ。

文=藤野太一 写真=柳田由人、フォルクスワーゲン ジャパン 編集=iconic

フォルクスワーゲンのEV「ID.4」試乗記、後輪駆動が楽しいSUVクーペの魅力