「鉄腕アトム」vs「ドラえもん」対決――ロボットとしての性能が高いのはどっちだ?写真はイメージです Photo:PIXTA

世の中にあまた存在する好敵手同士のライバル関係。話題の文庫新刊書『勝つのはどっち? ライバル対決 おもしろ雑学』からの一部抜粋で、様々なジャンルでのライバル対決を取り上げ、勝負に白黒をつけてみた。軍配が上がるのはどっちか?

ドラえもんの性能で
重要な意味をもつ「129.3」

 昭和を代表するロボット『鉄腕アトム』は手塚治虫の漫画が原作です。テレビアニメ化は1963年からですが、日本のアニメ史上、初の「長編連続テレビアニメ」という点でも歴史に残る名作なのです。

 さて一方、日本の長寿アニメを代表する『ドラえもん』は、藤子・F・不二雄の漫画が原作です。アニメ『鉄腕アトム』の放送終了は1966年ですが、その3年後から漫画『ドラえもん』の雑誌連載がスタートしました。テレビアニメ化は1973年からですので、ちょうど『鉄腕アトム』の10年後になります。

 アトムはテーマソングの歌詞にあるように、10万馬力のパワーを誇り、7つの能力(威力)を持つロボットです。電子頭脳、聴力1000倍、足のジェット噴射、お尻からマシンガンなど人間とは比較にならない優れた機能が備わっているのです。

 これに対してドラえもんの性能では「129.3」という数字が重要な意味をもっています。身長と胸囲は129.3cm、体重129.3kg、パワーは129.3馬力、おまけに嫌いなネズミから逃げる速度は時速129.3キロ。誕生日は2112年9月3日という設定で、西暦の最初の2桁をカットするとここでも「1293」の並びになります。