ロシアは8日夜から9日にかけて、首都キーウ(キエフ)をはじめウクライナ各地に向けて何十発ものミサイルを発射し、民間のインフラや防衛産業の関連施設を攻撃した。ロシア軍がウクライナ東部で占領した領土を広げ続ける中、今年に入って最大級の集中攻撃となった。  ウクライナ軍のバレリー・ザルジニー総司令官(大将)によると、ロシア軍はイラン製の攻撃用ドローン(無人機)8機に加え、上空、陸上、海上からさまざまな種類のミサイル81発を発射した。ザルジニー総司令官は、ウクライナ軍がドローン4機と巡航ミサイル34発を迎撃したと語った。