米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻後、地方銀行の経営状態が当初懸念されていたよりはるかに良好だとの見方から、銀行セクターの反発に賭ける投資家が増えている。金融持ち株会社ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズがSVBの大部分を買収することで連邦規制当局と27日に合意した後、米国債価格が下落する中で、KBWナスダック銀行株指数は2.9%上昇した。3月9日に始まったSVBからの預金流出は、金融セクターの問題が経済全体に影響を及ぼすという懸念を反映し、銀行株の急落と米国債の需要急増を引き起こした。今週の銀行株の上昇は、ウォール街が再び銀行株を受け入れつつあることを示す最新の兆候だ。銀行の株式と債券は安定し、アナリストは底打ちを確信しつつある。この2週間、銀行の新たな経営破綻はなく、懸念のほとんどは中堅のファースト・リパブリック銀行に集中している。
米銀株は「10年に1度」の買いチャンスか
バーゲンと見る投資家も
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