スマートチップを挿入するには、「@」を入力するだけ!

 スマートチップの使い方はとてもカンタンです。

 セルに半角で@(アットマーク)を入力するだけ。他のユーザー、ファイル、日付、カレンダーの予定などを提案するポップアップ リストが表示されます。

【9割の人が知らない Google の使い方】もはや表計算アプリの域を超えた! スプレッドシートの大進化図5:スマートチップを挿入するには、セルに半角の@(アットマーク)を入力するだけ

 場所を追加したい場合は、@に続いて場所の名称を入力します。せっかくなので、つい先日オープンしたばかりのランドマーク「東京ミッドタウン八重洲」を入力してみましょう。

【9割の人が知らない Google の使い方】もはや表計算アプリの域を超えた! スプレッドシートの大進化図6:オープンしたての「東京ミッドタウン八重洲」も提案される

  Google マップ だから、最新のランドマークもきちんと提案してくれます。地名はうろ覚えでも、きちんとサジェスト(提案)してくれます。Enterキーを押すだけで確定し、スマートチップがセルに入力されました。
 

【9割の人が知らない Google の使い方】もはや表計算アプリの域を超えた! スプレッドシートの大進化図7: Google マップとリンクされているスマートチップ

刻々と移り変わる金融情報も埋め込み可能

 スマートチップの機能として、株価、為替、投資信託などのファイナンス情報も埋め込むことができます。アメリカドル円の為替を埋め込みたい場合は、「@」に続いてシンボルコードの「usdjpy」を入力するだけです。

【9割の人が知らない Google の使い方】もはや表計算アプリの域を超えた! スプレッドシートの大進化図8:セルに「@usdjpy」と入力すると候補が表示される

 ファイナンスのツールチップが埋め込まれ、クリックするだけで価格を表示することができます。

【9割の人が知らない Google の使い方】もはや表計算アプリの域を超えた! スプレッドシートの大進化図9:ドル円の為替をほぼリアルタイムで表示してくれる

 通貨に関してはわずか3分の遅延、主要な株式指数(NASDAQなど)に関してはリアルタイムで価格を表示してくれます。

 なお、こちらはあくまでツールチップなので、計算式には使用できません。セルにファイナンス情報を埋め込んで計算したい場合は別途「 GOOGLEFINANCE関数」を使用し、

 =GOOGLEFINANCE("CURRENCY:USDJPY")

 などと入力する必要があるのでご注意ください。もちろん、タイムラグは上記と同じです。

【9割の人が知らない Google の使い方】もはや表計算アプリの域を超えた! スプレッドシートの大進化図10:計算を行うにはGOOGLEFINANCE関数を使用する

 さて、冒頭の調査に戻ると、ふだん使っている表計算ソフトを「使いやすい」と感じている理由については、ほぼ半数の45.4%の方が「慣れているから」という回答となっています。

【9割の人が知らない Google の使い方】もはや表計算アプリの域を超えた! スプレッドシートの大進化図11:Excelを使いやすいと思う理由(出典

 積極的に「この表計算ソフトのこの機能が便利だから使っているんだ!」というよりは、どちらかというと現状維持の色合いが強いように感じます。

 ぜひ日々進化を続けるスプレッドシートを一度使ってみませんか? 

 今回ご紹介したような新機能を試してみることで、あなたの仕事に思いがけない変革が生まれるかもしれません。

出典:
Microsoft Excel(エクセル)が8割のシェア | 表計算ソフトの利用状況に関するアンケートhttps://utilly.jp/article/research-20220608/
【2022年6月】日本とグローバルのスマホOSシェア|iPhoneとAndroidの比較を中心にご紹介 - SHIFT ASIA

(本稿は『Google式10Xリモート仕事術――あなたはまだホントのGoogleを知らない』著者からの特別投稿です)