景気の良いときが
転職に最適とは限らない
「転職するならどのタイミングがよいか?」という疑問は、ビジネスパーソンなら多くの人が抱いた経験があると思います。
「景気が良くて、求人が引く手あまたのときが転職に踏み切るタイミングではないか」と思う人もいるでしょう。市場が好調な時期こそ転職のタイミング、という考えです。
確かに、転職のしやすさ、好条件の出やすさという点ではその通りです。しかし景気が良いときは求人も過熱化していて、本来なら採用する必要のないポジションまで採用されることもあります。
いわば求人バブルで、こうして採用された人は景気が悪化したとき、真っ先に人員削減の対象になりかねません。
一方、景気が悪いときは企業側が有利で採用される確率は低くなりますが、そのタイミングで出てくる求人は景気悪化時でも絶対に欲しい性質のポジションなので、入社してから必要とされる度合いや活躍の余地は非常に大きいことが多いです。
このように比較すれば、必ずしも景気が良いときに転職すれば幸せになれるとは限りません。そもそもの話として業種、職種ごとの求人の波を一般の人がリアルタイムで正確に把握するのは困難です。
では、どんなときに転職するのが最適なのでしょうか。