これまで自分の「弱み」だと思っていた性格・気質を「強み」に変えることで、驚くほど印象が変わり、信頼も好感度も一気にアップする。ビジネスコミュニケーションの指導で幾多の実績を誇る安田正氏の新著『できる人は必ず知っている一流の自分の魅せ方』からの一部抜粋で、自分の個性を魅力的に転換するための「変身ポイント」をケース別に解説していく。
とっつきにくいと思われるのは
「冷静さ」がマイナスに出ているから
・「表情が少ない」「何を考えているかわからない」と言われる
・感情豊かな人とつき合っていると疲れてしまう
・「とっつきにくい人」と思われ、なかなか親しくなれない
自分ではいたって普通に振る舞っているつもりなのに、「何を考えているかわからなくて、とっつきにくい」と言われたことはないでしょうか。
「そう思われても困らないし、まあいいか」とそのままにしていると、
・他人の感情をくみ取るのが苦手になる
・大切な相手にもうまく感情を表現できない……
といった、悪い事態につながってしまうかもしれません。
なぜそんなことが起きるのでしょうか。
それは、変身ポイントである「冷静さ」がマイナスにあらわれているからです。
ここでの「冷静さ」とは、何事にも動じない態度をいいます。
「冷静さ」を保つのが得意な人は、感情を高ぶらせたり状況に一喜一憂したりせず、常に平常心で物事に対処することができます。