誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy精神科医Tomyきょうのひとことの“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】連休明けに会社に行きたくない…職場でストレスの多い人が捨てるべき考え方Photo: Adobe Stock

精神科と職場の共通点

この春に学校を卒業した新社会人や部署異動した人、もう新たな職場には慣れたでしょうか?

「精神科を選ぶとき、どういう病院がいいか」という質問をたまに受けるのですが、それは職場についても同じようなことが言えると思うんです。

きっと100点満点はありません。通い続けても「嫌じゃないな」くらいの感覚で十分だと思うんです。点数にすると60点くらいでしょうか。

他にいいところが
あるんじゃないか?

過度に不満を抱くことがなければ、それは及第点。だいたい良い職場なんです。

多くの人はないものねだりのところがあるので、「もっといいところがあるんじゃないか?」なんて思いがちですけれど、それくらいの思いなら十分にいい職場だと思ったほうがいいです。

100点満点の落とし穴

逆に100点満点に近いような感覚で「最高だ」となると、意外とうまくいかないでしょう。どんな職場にも、上司や同僚が代わったりと変化がつきものです。

その変化が訪れたとき、ある程度の確率で、いまより環境が悪くなるリスクがあります。

「嫌じゃないな」で十分

いまが最高だと思っていると、環境の変化が訪れて減点された場合、ショックを受けたりガッカリしたりと、精神的な衝撃が大きいんですね。

あくまで職場は仕事をするところであって、趣味のサークルではありませんから、「嫌じゃないな」くらいの感覚だったら、それは十分にいい職場です。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。