あなたのメールが相手をガッカリさせてしまっているかも?(写真はイメージです) Photo:PIXTA
チャットアプリで仕事をするシーンが増えた今、メールは「ちょっと丁寧な通信手段」となりました。そのメールで知らずに「失礼」をやらかして評価を落としている人がいます。そんな人のメールに届いている「遠回しな痛恨フレーズ」とは?石原壮一郎氏の著書『失礼な一言』(新潮新書)より、その一部を抜粋・編集してお届けします。
メールで評価を落とす方法
「パソコンのメールなんて、もはや時代遅れだろ」
と思っているとしたら、それは大きな心得違い。メールをきちんと使いこなせることは、今もなお一人前の社会人の必須条件です。
パソコンを使った「電子メール」が広まって、早20年以上。その後に携帯メールやLINEなど、よりお手軽に使える新顔の通信手段が次々と出現しました。その弊害なのか、とくに若い世代で、困ったメールの使い方をする人が増えています。
「イラっとする」「バカっぽく見える」という声が多数寄せられているのが、「短文でしか返してこない」という行為。たとえばミーティングの日時を相談しようと、ひととおりの説明した上で、「〇日×時はどうですか?」と尋ねたら、
「無理です」
と返ってくるといったケースです。都合が合わないのは仕方ありませんが、また別の日程を提案しなければなりません。尋ねた時点で「予定が入っているので、△日の午後はいかがでしょう」などと返してくれたら、話は大きく前進するのに。
短文で返してしまうのは、おそらくLINEなどの流儀が染み付いているのでしょう。しかも、そういう人は「スピーディに返信するオレってデキるヤツ」ぐらいに思っていて、相手に余計な手間を押しつけていることに気づいていません。
今やメールは、さらにお手軽な通信手段が広まった影響で、「ちょっと丁寧な通信手段」になりました。短文でしか返してこないタイプは、誤字や変換ミスにも無頓着な傾向があります。スマホで返しているのだとしても、だからしょうがないという話ではありません。
通信手段の使い分けができずに相手をイラっとさせるのは、失礼である以上に、自分の評価を大きく落とす迂闊な行為。「えっ、そんなことぐらいで」と言いたくなるかもしれませんが、「そんなこと」すらできないのは、当たり前の想像力や注意力がない何よりの証明です。
こういうフレーズを目にしたら…
若い世代だけではありません。年代を問わず、必要な情報を全部書いてこなかったり、どう返事をしていいのかよくわからなかったりするメールを送ってくる人は、ちょくちょくいます。冷静な口調で「~ということですよね」と返信していますが、そのたびに少し残念な気持ちにならずにいられません。
いや、偉そうに言ってしまいましたが、きっとお互い様ですね。
「念のための確認ですが」
「私の理解力が乏しくて申し訳ないのですが」
返信のメールにこういうフレーズが書いてあったら、それは「よくわかんないよ。ちゃんと書け」という意味。私もたまに目にします。「しばしば目にする」という方は、自分のメール文面を念入りに見直したほうがいいでしょう。
「件名はわかりやすく」「なるべく早く返信する」「適度に改行し、空白の行も入れる」といった“無駄に評価を落とさないための常識”は、十分にご承知かと存じます。
そのほか、慣れているからこそやらかしがちな「メールの落とし穴」の例をあげてみましょう。







