米国では2022年、仕事に対する満足度が36年ぶりの高水準を記録した。これは新型コロナウイルスによる労働市場の逼迫(ひっぱく)がもたらした二つの効果を反映している。一つは賃金上昇と働き方の柔軟性向上で雇用の質が充実したこと、もう一つは労働者が自分により適した仕事に転職したことだ。全米産業審議会(コンファレンスボード)の最新データによると、22年は米労働者の62.3%が自分の仕事に満足していると答えた。21年の60.2%、20年の56.8%から上昇した。全米産業審議会は労働者を対象に仕事に関する26項目について調査を実施。その結果、通勤時間、同僚、職場の物理的環境、雇用の安定について最も満足度が高かったことが示された。
米国人の仕事満足度、36年ぶりの高水準
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