移動手段
チンギス・ハーン国際空港からウランバートル市内までは約1時間かかります。市内行きの路線バスがあるようですが、筆者は到着が19:15とやや遅めだったため、宿泊するホテルに送迎を頼みました(12万トゥグルグ、約4800円)。
市内の交通手段としてはおもにバスとタクシーがあります。しかしウランバートルの渋滞はひどいことで有名で、車で10分ほどの場所に行くのに1時間近くかかることもざらです。そのため、市内の観光スポット「スフバートル広場」や「ガンダン寺」、「ノミンデパート」などのショッピングモールへは徒歩で、スフバートル広場から約3kmほどの戦勝記念碑「ザイサン・トルゴイ」など、少し離れた場所へ向かう際はタクシーを利用するなど行先によって使い分けました。
モンゴルでタクシーに乗る際は、車道に向かって手を上ではなく横に伸ばします。正規のタクシーも走っていますが、最近では営業許可を受けた個人タクシー(白タク)も多くなっているようです。今回乗車した白タクはすべてメーターが取り付けられておらず、乗車料金は交渉制でした(相場は1km:1000トゥグルグ~)。特に揉めることはありませんでしたが、言葉が通じないことがほとんどなので、不安な場合はホテルや店に正規タクシーを呼んでもらうのが確実です。
※本記事作成時点で、モンゴルではGrabやUberなどの配車アプリは利用不可となっています。モンゴル国内で利用できる「UBcab」という配車アプリがありますので、気になる方は利用してもよいかもしれません。
おもな機能はGrabやUberとは少し異なり、1. ピックアップ場所を入力してタクシーを予約 2. ピックアップ場所まで来てもらう、の2点。目的地は乗車後に別途伝える必要があります。また登録には現地の電話番号が必要なので、SIMカード(電話番号付き)の購入が必須です。
ネット事情
日本と同じく、多くのカフェやレストラン、ショップ、ホテルではフリーWi-Fiが用意されています。Wi-Fiがあるかどうかわからない場合は「エンド ワイファイ バェガー ユー(Wi-Fiはありますか?」、パスワードがかかっている場合は「ワイファイギーン ノーツ ウグン ユーウェー(Wi-Fiのパスワードは何ですか?」と聞きましょう。
それ以外の場所でネットを使うには、海外用モバイルWi-Fiルーターをレンタルしたり、各携帯電話会社の海外プランを利用したり、SIMカードを購入したりとさまざまな方法がありますが、モンゴルにおいては現地SIMカードの購入がおすすめです。現地で売られているSIMカードが格安だからです。
今回、モンゴル最大手通信キャリア「MobiCom」の店舗で電話番号付きのSIMカードを購入したところ、7日間7GBで1万トゥグルグ(約400円)という安さでした。7GBあれば、旅行中データ残量を気にせずに地図アプリやSNS利用、ネット検索が行えます。速度も十分ですが、動画閲覧やSNSでのビデオ通話には多くのデータ通信が必要になりますので、極力フリーWi-Fiをつなぐようにするとよいでしょう。
MobiComはショッピングモールやデパートなどに店舗が入っています。筆者はスフバートル広場近くにあるショッピングモール「ギャレリア・ウランバートル」内の店舗で購入しました。店舗内のスタッフに話しかけて、旅行日数に合わせたSIMカードを購入しましょう。
住所 17 Sukhbaatar Square, Baga Toiruu, 8th Khoroo, Sukhbaatar District
電話番号 75-103-003(ギャレリア・ウランバートル)
営業時間 火~金:10:00~19:00、土~日:11:00~18:00
URL https://www.mobicom.mn/