こちらもフレッシュ組のショット。カナダのトルドー首相(真ん中)は、若い頃はタトゥーにハマったり、スノボのインストラクターをしたりと、政治家2世でありながらやんちゃキャラの過去を持っています。そのせいか、オーソドックスなスーツスタイルでも、必ず靴下で個性を表現するのが有名です。小心者の日本人としては、国宝である厳島神社の欄干に無造作に腰掛ける首脳には冷や汗が出ますが、このポーズのおかげでトルドー首相のトレードマークソックスが「チラ見え」しているので、良しとしましょう。ネクタイとソックスの色合いが絶妙にマッチしています。
目立たない部分こそおしゃれを
さて、靴下といえば、今回最も注目を浴びたのが、イギリスのスナク首相です。日本ならではの「靴を脱ぐ文化」で、ネクタイとの真紅コーデがバッチリと写りました。広島到着の際に、小雨が降る中差していた、裏に大胆なユニオンジャック柄を配した傘にも感激しました。靴下や傘の裏といった目立たない部分こそ、おしゃれを楽しむのは、いかにも英国紳士といったところです。さらに、この靴下は広島カープのロゴ入り。岸田首相お膝元の野球チームへ敬意を込めた、これ以上ない粋な計らいです。スーツのおしゃれさも、G7首相のうちで群を抜いています。