海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「アメリカ旅行ならワシントンDCがお得すぎる!無料で楽しむ技で円安でもOK」です。世界の政治の中心であるアメリカ合衆国の首都ワシントンDCは、観光するだけならお金がほとんどかからない町。円安とアメリカの物価高の中でも、無料で楽しむ技を徹底解説します。(文/地球の歩き方書籍編集部 山本玲子 写真/(有)地球堂、長谷川陽子、iStock)
ワシントンDCは全米いち無料の多い町
今、アメリカへ来るとすべてが高い!!と感じるはず。宿泊費をはじめ、食事代、交通費、入場料などなど……。円安とアメリカの物価高も加わって、どこへ行ってもきびしいーと、ため息が漏れてしまうかも。
しかし、ワシントンDC(以下“DC”)は例外。驚くことに多くの見どころの入場料が無料、つまりタダなのです。
まず、世界最大のミュージアム群であり市内と近郊に16の博物館・美術館をもつスミソニアン協会の入場料は、すべて無料。スミソニアンに属する国立動物園も同様、3頭のパンダもタダで見られます。パンダだけではありません! 宇宙で39回のミッションを遂行したスペースシャトル、世界最大のブルーダイヤ、本物の星条旗、北斎など国宝級の日本美術など、これらがすべて無料というのは信じがたいことかもしれませんね。スミソニアンではありませんが、寡作の画家フェルメール3点を収蔵する「ナショナルギャラリー」も無料です。もちろん、アメリカ政治の象徴である国会議事堂、世界最大の図書館である議会図書館、リンカーンが暗殺されたフォード劇場など多くの見どころも無料(予約が必要な場所は手数料要)!
アメリカのほかの町で美術館などの入場料が20~30ドル(2600~4000円)かかることを考えると、DCはとてもオトク!観光するだけならお金がほとんどかからない町がDCです。