今なら、医学部を目指せるのである。ただ、医師になって幸せになれるのか(下表参照)。

 ハードワークであっても医師であり続けたい者は多い。子どもも医師にしたいと願う者もいる。

 安定した高収入は魅力だが、これから先どうなるのか。収入格差はあるのか。働き方はどうなっていくのか。やりがいだけでなく、地位、収入、時間の自由なども満足し得るのか。

 実は医師キャリアのルートにも変化の波は押し寄せている。

「入り口」である医学部入試、「出口」である医師のキャリア、どちらも広がりを見せている今なら、諦めていた人たちも、医学部そして医師を目指せるのではないか。