20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)

大学生Photo: Adobe Stock

玉川大学はどんな雰囲気?

 小田急線玉川学園前駅から徒歩3分。ただ、これは正門までで、遠い校舎の場合はそこから15分ぐらいかかる。正門をくぐると、大きな池の奥に、教室や図書館、2階建ての食堂を備えた宮殿チックな「大学教育棟2014」がキラキラとそびえ立つ。

 エスカレーターの脇の壁にはアンモナイトが埋もれており、ドラマの世界のような風景が広がる。広大な敷地の中には、幼稚部から高等部までの校舎のほか、美しい礼拝堂や松下村塾といった建物が立ち並ぶ。新校舎「STREAM Hall2019」、実験拠点となる「Consilience Hall2020」が続々と完成し、ピカピカの建物も目を引く。巨大なクリスマスツリーも見ものだが、「学費が輝いているようにしか見えない」と、学費の高さを嘆く学生は多い。駅周辺に、めぼしい店はほとんどない。