海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「タイに行ったら絶対食べたい『安うまグルメ』5選」です。新型コロナウイルス関連の渡航制限もほぼなくなり、自由に海外を旅行できる時代に戻りつつあります。円安や現地の物価高に負けず、現地の人たちが気軽に楽しんでいる屋台や食堂で無理なく節約しながら、タイを旅してみませんか?コロナ禍をくぐり抜けて元気に営業を続けている、各地の安うまグルメをご紹介します。(文/編集工房緑屋 水野純 写真/編集工房緑屋 水野純、井出友樹、室橋裕和)
迫力の大盛り麺 バミー・チャップカン:バンコク
店名の「チャップカン」は、漢字で書けば「雑工」。タイの屋台や食堂で出される麺類は概して少なめ。それに対して肉体労働者(雑工)の腹も満たせる大盛りバミー(タイの中華麺)の屋台として、古くから名高いのがここ。もうもうと湯気を上げる巨大な寸胴で一度に大量の麺を茹で、湯切りをしたら丼に盛り付け。そこへ具の味付け肉をどさどさとのせたら完成です。客足が途切れないお昼時には注文も待たずにどんどん麺を作るので、次々に訪れる客は待たされることなく食事にありつけます。量がほかのお店に比べて倍近くはありそうなのに、値段はほぼ同じ。お得感と満腹感を同時に味わってみませんか。スープなしのあえそば(バミー・ヘーン)とスープありの汁そば(バミー・ナーム)、どちらもあります。汁そばにすると食べているうちに麺がのびてたいへんなので、あえそばを注文する人が多いとか。
住所 Soi 23, Charoen Krung Rd.
電話 なし
営業時間 毎日9:00~19:00
定休日 月2回不定
おもなメニュー バミー・ヘーン(あえそば) 50バーツ バミー・ナーム(汁そば) 50バーツ ピセー(大盛り) 60バーツ