アイデアが思いつかない」「企画が通らない」「頑張っても成果が出ない」と悩む方は多くいます。その悩みを解決するために「個人のセンス」も「やみくもな努力」も必要ありません。人に認められている「優れたアイデア」から自分の脳内に「再現性のある回路」をつくればいいのです。『発想の回路 人を動かすアイデアがラクに生まれる仕組み』の著者、クリエイティブディレクター中川諒氏による「いつも結果を出す人」の秘伝の思考技術を紹介します。

「頭がやわらかい人」がスマホを見るとき、気をつけていることPhoto: Adobe Stock

自分の「鮮度」を意識する

今わたしたちは、自分をフレッシュに保つことが難しい時代に突入しています。

とはいえ「これだけ新しい情報が毎日飛び込んでくるんだから、むしろ逆にいつもフレッシュになれるんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

なぜわたしがそう主張するかというと、技術の進化と共に、自分に「合った」ものが提供され、自分に「合わない」ものが排除される仕組みが日々強化されていくからです。

あなたの手元のスマホの画面は、あなたに合わせてカスタマイズされた情報で埋まっています。

amazonのオススメ商品には、まさにあなたが欲しそうな商品が並んでいます。NETFLIXでは、映画やドラマなどの各タイトルにつき10~15のサムネイル(表紙画像)が用意され、これまでの視聴傾向のデータからあなたが見たくなりそうなサムネイルが表示されるようになっています。

すでにあなたは、自分の好きなものに追いかけられているのです。

つまり、これからはさらに「自分がまだ好きになっていないもの」を手に入れることが難しくなるでしょう。

好きなものだけを消費する生活はラクで楽しいと思います。自分に耳馴染みのいいもの、自分に合いそうなものだけが自動で提供されたら誰だって無視できないでしょう。

でもそのなかにどれほど新しい発見があるでしょうか。

これからは、主体的に自分をフレッシュに保つ意識がないと、無意識の内に自分の好きなものに埋もれていってしまうのです。

ある種の「雑味」をどうやって生活に取り入れて、新しい発見ができる状況に自分の身を置くかという工夫が必要になります。

(本記事は中川諒著『発想の回路 人を動かすアイデアがラクに生まれる仕組み』から抜粋し、一部を改変・編集したものです)