「女優・広末涼子」としてのビジネス的観点では“被害甚大”
そこに加えて、「女優・広末涼子」でビジネスをしている人からの「報復」も考えられる。今回の不倫で、広末さんがどれほどの休業をするかはわからないが、ジュンさんが「過去の不倫」を暴露したことで、「またあるかも」と復帰のハードルはかなり高くなったからだ。
多くの企業は今後、広末さんをCMキャラクターに起用することに腰が引けていくだろう。テレビや映画の制作者も「また不倫でお蔵入り」なんてリスクを負いたくないので、オファーしづらい。
そこに加えて、ジュンさんの今回の暴露によって、広末さんの心はさらに不安定になった恐れもある。もし本当に心の病を抱えている人が、自分の病状を公表されたらどんな問題が起こるだろうか。いくら夫とはいえ、「心が不安定な妻」のプライバシーをここまでさらしていいものなのか、という疑問は、「弱者」に優しいはずのマスコミからは出てこない。
しかも、数年後に復帰をしたとしても、濃いメイクで派手な服装をして酒を飲んでいる写真を撮られただけで、週刊誌は「心が不安定になって、誰かに電話して遊んでいるんだな」と揶揄され続けられるかもしれないのだ。
単なる「文春砲」だけだったら、ここまでひどいことにはなっていないはずだ。
つまり、ジュンさんは「最高の母親」と持ち上げながら、「女優・広末涼子」の商品価値を徹底的に破壊し尽くした、という見方もできるのだ。
「女優・広末涼子」を信じて、これまで支えて復帰を目指す人たちからすれば、こんなに悔しいことはない。広末さんの弁護士とともに、ジュンさんに対して、名誉毀損を提起する可能性もゼロではないだろう。「会見で人格攻撃をするような夫なので、広末さんは心が不安定になったのだ」なんて反論もできないことはない。