【精神科医が教える】
リスクをとって失敗しないと得られないこと・ベスト1

誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる！

無駄なことになった？

無駄なことをしてしまった……なんて後悔してしまうこと、ありますよね。でも、広い意味で、無駄なことはひとつもありません。

ビジネスにしてもプライベートにしても、時間も労力もかけて準備したのに、結果がよくなかったということがあります。

すると、「あれだけ時間も労力も費やしたのに……」と落ち込んだりイライラしたりすることがあるわけです。

広い目で、長い目で

しかし、その経験を通じて得たものはあるはず。反省点を含めて、確実に経験値を獲得しているはずですし、それがこの先活きてきます。

成功しても失敗しても、経験したことは絶対無駄にはならない。失敗することを恐れて、何もしないというのは、いちばんバカバカしいこと。

広い目で、そして長い目で見れば、全体を通してうまくいくことために、経験値を蓄えたことになるのです。

「やらない理由」をつけるのが得意

失敗やミスを恐れてチャレンジしないことによって、自分の中にチャレンジしないマインドが根づいてしまうこともあります。これは、けっこう怖いことです。

「怖いからやらない」ということを学習してしまう。そして、「やらないほうがいい理由」を無意識に探すような思考の回路がつくられる。

「やらなくてよかった」という理屈をつけるのが、どんどん上手になり、どんどん積み重なる。それは、自分の可能性をどんどん制限してしまうことにつながってしまうのです。

失敗しないとたどり着けないこと

成功している経営者や世界的にヒットした商品などは、ビジネスや商品開発に果敢にチャレンジして失敗したときに派生したものが少なくありません。

失敗しなければ生まれなかった成功にたどり着けるかどうかは、リスクを負ってチャレンジした人にしかもたらされないものなのです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。