米アルファベット傘下のグーグルが他のウェブサイトに動画広告を掲載する際、約束していた基準に違反していたことが、新たな調査で明らかになった。同調査は同社のオンライン広告事業の透明性について疑問を呈した。グーグル傘下の動画共有サイト、ユーチューブは自社のサイトやアプリで広告を掲載しているが、「グーグル・ビデオ・パートナーズ」と呼ばれるプログラムを通じてウェブ上の他のサイトへの動画広告掲載も仲介している。グーグルは、広告は高品質のサイトでそのページのメインの動画コンテンツの前に音声付きで掲載され、広告主はスキップされなかった広告のみについて料金を支払うと約束し、割増金を課している。広告出稿企業がオンライン広告の掲載場所を分析する支援を行うアダリティクス(Adalytics)の調査によると、グーグルがこれらの基準に違反していたケースは全体の約80%に上った。アダリティクスはグーグルが、収益化基準を満たさないサイト上で、ページのメインコンテンツの脇に小さくミュートの状態で自動再生動画に広告を掲載するなど、違反行為を行っていると非難した。
グーグル、広告掲載の自社基準に違反=調査
他のウェブサイトに動画広告を掲載する際、約束していた基準に違反
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