「聖人夫」キャンドル・ジュンに特大ブーメラン、広末サゲの暴露会見は“やってはいけない会見”だったPhoto:Sports Nippon/gettyimages

暴露で「特大ブーメラン」、企業も参考にすべき他山の石

「人を呪わば穴二つ」ということか。

 女優・広末涼子さんについて「過去にも何度か不倫をしている」「心が不安定になると濃いメイクをして誰かに電話する」などと暴露した夫のキャンドル・ジュンさんだが、今度は逆にご自身が、暴行と不倫疑惑をすっぱ抜かれてしまったのだ。

「週刊女性」によれば、ジュンさんから暴行を受けたのは、ジュンさんの事務所の元スタッフ男性だ。19年、同僚の女性と不倫関係になったこの男性は、ジュンさんからアトリエに呼び出されて「俺の女に手、出したな」と殴る蹴るの暴行を受けたという。男性はジュンさんとこの女性が当時、不倫関係だったと主張している。

 そして男性は、ジュンさんに強制的にバリカンで丸刈りにされたという。ちなみに、「週刊女性」がジュンさんに直撃をしたところ、男性への暴行の事実を認めたものの、女性との不倫関係については否定している。

 不倫した妻や子どもを守る「聖人夫」として世の女性たちから好感度が爆上がりしていた矢先、それをチャラにする「特大ブーメラン」である。

 ネットやSNSでは「確かに、あの会見でも妻を所有物のように語っていたな」「実は単に自己愛の強いモラハラ夫だったのでは?」なんて悪評まで飛び交う始末だ。

 さて、こういう泥仕合を見ていると、「どっちもどっちだな、もう当事者だけで勝手にやってくれ」と、この話題に興味を失う人も多いだろう。ただ、もしあなたが企業の経営層や、危機管理担当者である場合、今回のケースは、他山の石として参考にすべきだ。

 キャンドル・ジュンさんが受けた「巨大ブーメラン」は、実は不祥事を起こした企業でもよく見られる現象だからだ。