米国は核弾頭を搭載した米軍最大の潜水艦を40年ぶりに韓国に派遣する計画だ。北朝鮮の抑止と韓国の懸念払しょくが狙い。最大級の潜水艦を朝鮮半島に派遣することで、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権を揺さぶる思惑がある。「ブーマー」と呼ばれるオハイオ級の艦艇は半永久的に潜航でき、数カ月にわたって巡回し、数千キロ先の標的に核弾頭を撃ち込むことができる。韓国にとっても、それは少なくとも同程度の重要な意味を持つ。実現すれば、ジョー・バイデン米大統領と尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領が4月下旬に結んだ合意に基づく初の大きな成果となる。韓国政府は自国で核兵器を開発しない方針を再確認している。代わりに米国は、核兵器を搭載した潜水艦やB52爆撃機などの戦略兵器を同地域に派遣することを約束した。
米最大の核搭載潜水艦、韓国に派遣へ
「ブーマー」と呼ばれる核弾頭を搭載した潜水艦を派遣しても、北朝鮮が行動を変える可能性は低いとの見方も
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