ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は先週起こした反乱の一環としてロシア軍指導者の拘束を計画しており、策略が同国情報機関に把握されたことを知った後、武装蜂起を前倒しで実行した。西側当局者が明らかにした。プリゴジン氏は武装蜂起開始から36時間後にモスクワへの進軍を中止した。この策略の実行が時期尚早だったことなどが失敗の要因になった可能性がある。プリゴジン氏は当初、セルゲイ・ショイグ国防相、ワレリー・ゲラシモフ連邦軍参謀総長がウクライナと国境を接する南部を訪問する際に両氏を拘束する予定だった。西側当局者によれば、ロシア連邦保安庁(FSB)は実行予定日の2日前に計画を把握。このことを知り、プリゴジン氏は予定より早い23日の武装蜂起開始を余儀なくされた。
ワグネル創設者、国防相らの拘束計画していた
FSBが計画を把握したためプリゴジン氏は武装蜂起を前倒し
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