イランが殺傷能力のあるドローン(無人機)の部品を複製していることが新たな分析結果で明らかになった。イラン製ドローンはロシアがウクライナでの攻撃に使用している。イランがかつて海外から調達していた部品を国内製造に切り替えて制裁を逃れ、ロシア軍を手助けしていることが浮き彫りになった。ウクライナで使用されているドローンを調査する英コンフリクト・アーマメント・リサーチによると、イランがこれまで自爆型ドローンに使用していた日本メーカーの二つの部品について、あるイラン企業が複製に成功したとみられる。イラン製ドローンの部品の大半は、民生品を扱う日米欧企業が製造したものだ。今回の調査結果は、イランが部品生産の国内依存を高め、米国や同盟国の制裁の効果が出にくくなっていることを示している。
イラン、日本製部品を複製 ロシア使用のドローン
調達困難で国内生産に切り替えか
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