米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーのロバート・アイガー最高経営責任者(CEO)は、登場の仕方を心得ていることについては評価されるべきだ。今回の場合、再登場だが。ディズニーは12日、アイガー氏が任期を2年延長して2026年末までCEOを続投することに合意したと発表した。同氏にはやるべきことがたくさんある。同氏は13日午前、ビジネスカンファレンスが開催されているアイダホ州サンバレーで米CNBCテレビのインタビューに応じ、ABCやFXなどの局を含むテレビ資産の一部を売却する可能性を示唆した。重要資産のスポーツ専門局ESPNさえも売りに出されるかもしれない。アイガー氏は、かつては潤沢な利益を上げていた同ケーブルテレビ(CATV)局について、合弁事業や出資で手を貸してもらえる戦略的パートナーを探す可能性があると述べたが、「スポーツビジネスにはとどまりたい」とも明言した。
ディズニーのアイガーCEO、続投も課題山積
時間的な猶予は得たが、後継者問題が改めて浮き彫りに
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