極限状態になることで体が「バグる」
通常では味わえないほどの副交感神経優位の状態。これがすなわち「ととのう」なのかと思うかもしれませんが、違うんですよ。
外気浴で極上の副交感神経優位の状態にあるとき、実はアドレナリンはまだ体の中に残っています。サウナ室→水風呂で交感神経が上昇したことによって分泌されたアドレナリンが、血中にまだ存在しているんです。
だから、アドレナリンが残っているのに、リラックスもしている。こんな矛盾した状態が作り出されます。
つまり、体がある意味「バグる」のです。
そうするとどんな感覚を得られるか? 私が感じる「ととのう」は、「リラックスはしているけれど、眠いわけではなく、むしろ意識は清明に晴れている」。これがすなわち「ととのう」の正体です。
*本記事は、「医者が教える 究極にととのうサウナ大全」から抜粋・編集したものです。