米動画配信大手ネットフリックスは、最新の四半期決算に向けて興味深い問題を抱えていた。投資家は全てがうまくいっていると思い込んでいたのだ。ネットフリックスの株価は過去3カ月で約48%上昇した。ハリウッドで業界全体の生産を事実上停止させている二重の労働ストライキを考慮すると、これは注目すべき値上がりだ。俳優と経営側の対立が激化し、今年後半から来年にかけて公開される映画やテレビ番組の制作に深刻な影響を与えているため、米メディア大手のウォルト・ディズニー、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー、パラマウント・グローバル各社の株価は、この間に平均16%下落している。