車でパーティー会場に向かう途中で道に迷った場合、「どうしてアップルマップを使ったの?」と言われかねない。2012年に提供が開始されたアップルの地図アプリ「アップルマップ」は、すぐに険しい道にぶつかった。ケイマン諸島には道路がなかった。ニューヨークのマンハッタン橋はジェットコースターのように見えた。豪政府当局は、ナビゲーション機能に関わる欠陥の一部は「生命を脅かす可能性がある」と警鐘を鳴らした。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は顧客に対して異例の謝罪文を出し、ソフトウエア部門責任者を解雇した。以来、同社はそのサービスの修正に何年も取り組んできた。顧客やユーザー体験のアナリストらによると、もう修正されているようだ。一部のユーザーは、交通機関の案内の分かりやすさや視覚的に魅力的なデザインなど、アップルマップに乗り換える理由を見いだし始めている。
アップル史上最も嫌われた製品、愛され始めた
クックCEOが謝罪までしたアップルマップ、長年の修正に成果
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