【ワシントン】米フロリダ州のロン・デサンティス知事(共和党)が、同州の黒人の歴史に関する新たな教育カリキュラムを巡り、民主・共和両党から批判を受けている。同カリキュラムは中学校の教員に対し、拘束された状態の奴隷が編み出した可能性がある便利なスキルなどを示すよう指示している。  フロリダ州教育委員会が先週承認した新たなカリキュラムには、農作業だけでなく大工や鍛冶など奴隷が行っていたタスクを学ぶ内容が含まれており、「奴隷がどのように技術を身につけ、それが場合によっては個人的な利益のために応用できるようになったか」を教えるよう定めている。