たった3カ月で英語の土台が完成!「短期セブ島留学」で人生が激変した人も著者撮影

コロナ禍も落ち着き、セブ島留学が再始動しているが、新たな流れも生まれている。シンプル、かつ格安が売りであったセブ留学が、時代とともに、20代の心をつかむべくファッショナブルに変化しているのだ。リゾートホテル顔負けの施設、それでも変わらない徹底した学習姿勢、学校ごとの特徴を現地取材からリポートする。(大人の英語習得法リサーチャー 高野美穂)

元々、セブ島留学は韓国が確立したやり方
ファッショナブルでもスパルタ

 まず初めに、上の写真を見て、どこのリゾートホテルだろうと思うかもしれないが、コロナ禍後にリニューアルオープンした、セブ島にある韓国系の語学学校での一枚である。

 驚くべきことにゴールデンウイーク前の4月、まだ日本からの海外旅行者数が戻りきらない時期であったにもかかわらず、学校はほぼ満員の状況だった。

 セブ島留学というのは、もともと韓国が確立した英語習得のスタイルである。一定のレベル以上の地位で仕事をするために英語力が必要とされていた同国では、大学在学中になんとかして英語を習得することに注力する傾向にあった。オーストラリアへ留学をする人も多いが、費用の問題もあり、セブ島に語学学校が作られはじめたのだという。

 韓国式の学習スタイルというのは、特に受験期などはかなりの「スパルタ式」で、授業の後に必須の自習時間があったり、朝の試験に合格しないと居残り勉強があったりすると聞く。そうしたスタイルを取り入れて出来上がったのが「韓国式スパルタ英会話学校」であるため、これだけ施設がリゾートホテルのようになった今でも、その厳しいルールがしっかりと残っているのが興味深い。

 確かに成果が出るため、個人的に反対はしないが、ビジネスパーソンが海やプールにひかれて申し込むと痛い目にあう可能性がある。