本当に身に付けたいスキルを磨いて
模擬体験できる場が提供される

 生徒数が多く、広いセミナールームなどを有している規模の学校の利点としては、イベント形式で英語を使う機会を模擬体験できるという点がある。

たった3カ月で英語の土台が完成!「短期セブ島留学」で人生が激変した人もプレゼンの様子

 例えば、実際のイベントさながらに事前にイベント告知をし、満席の観客も入れた上でのプレゼンテーション実習があった。今の時代に英語を身に付けたいビジネスパーソンは、AIに頼ることのできる「読む、書く」ではなく、自らのパッションを伝えるための「話す」、大勢に「伝える」を会得したいと考える人が多いのではないだろうか。そうした意味で、プレゼンテーションを実践的に講師と共に体験できる点は貴重だろう。

 異国の、普段とはちがった環境で、同期や先輩、後輩もいない場所で、日本人が特に苦手としているプレゼンテーションを、英語で段階的に習得できる環境。これこそ自分が求めていたものだという方は、EVacademyを含め、プレゼンテーションを強化している学校をおすすめしたい。

たった3カ月で英語の土台が完成!「短期セブ島留学」で人生が激変した人もプレゼンイベントの前には、校内でこんな告知がされる。デザイン性といい、自分の魅せ方といい、海外の登壇をそのまま体験できる機会となる

 なお、同校の2023年のゴールデンウイーク中の生徒数は294人だった。国籍比率は韓国が26%、 日本が48%、台湾が14%などで、なんと日本からの渡航者が最も多かった(来年は学習効果を考え国籍比率を調整し、日本人比率は多くて40%程度に調整する予定だという)。

 ちなみに、EVacademyの韓国系語学学校の1日は、一番ハードな人だと朝の6時半から始まり、22時まで勉強だ。「とんでもない!」と思う人と、「ここまで徹底していると気持ちがいい!」と思う人がいるだろう。

たった3カ月で英語の土台が完成!「短期セブ島留学」で人生が激変した人も1日のスケジュールの例
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 個人的な感想だが、効果的な学習時間は、やる気だけではなく、体力とも関係してくる。私自身30代前半の頃に、1日8コマ程度の「セミスパルタ」で受講したが、体力はギリギリだった。今なら、6コマ程度に抑えてマイペースに自習がしたいと感じるかもしれない。

 セブ留学で成果を出すのに大切なのは、自分に合った学校選びと、オフを快適に過ごせる宿泊場所の確保、それから滞在中に体調を崩さないことだ。それに加えて、留学そのものをより効果的にしてくれるコーチを、留学前からつけられればより完璧だ。個別に頼むのもいいが、語学学校でコーチングを頼めるケースも増えてきている。

 また、ChatGPTなど、自分が使いやすいと思えるAI翻訳にも渡航前に慣れておこう。リアルな世界でこれらの利用が許されている今、留学中に使わない手はない。

スタイルクリエイト代表 高野美穂
たった3カ月で英語の土台が完成!「短期セブ島留学」で人生が激変した人も

意思ある大人の「英語習得」を確実に実現するために、日々進化するオンライン英会話、アプリ、ツール、留学などを体験取材して紹介。