米連邦準備制度理事会(FRB)は25・26日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ポイントの利上げを決めるとみられる。だが夏が終わる頃のインフレの行方は不透明で、次の一手を予測するのは難しい。FRBの政策当局者やエコノミストの一部は、インフレ緩和が一時的なものにとどまることを懸念している。こうした考え方の人々は、家賃や輸送料金、自動車価格を押し上げた新型コロナウイルス関連のショックが薄れた後、インフレ鈍化に予想より時間がかかっているとみている。そのため潜在的な物価圧力が持続し、高金利を長く維持せざるを得なくなることを危惧している。
FRB、インフレ勝利宣言に踏み切れない理由
景気減速を招くことなく賃金・物価を鈍化させられるのか、まだ確信できず
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